山口県岩国市のJR玖珂駅から歩いて10分足らずの場所にある『アンジェリック』は、1999年にオープン。
《おいしいお菓子を食べて、天使のような笑顔になってほしい》という思いで、オーナー・シェフの水津芳章さんが名付けた店は、郊外店でありながら、自慢のシュークリームや旬のフルーツを使ったケーキなどを買い求めるお客で連日賑わっている。
そんな繁盛店を担う水津さんが、テックヨロズのクッキー成型機とクッキーカッターを導入したのは2007年のことで、
「多い時は1日に800個を売り上げる『カリカリクッキーシュークリーム』なんですが、それを作るのに、クッキーを手で丸めて、手で切って…。
当時、作業できるのが男性の私しかいなくて、
身動きが取れなかったんですが、その手間を解消したいと、思い切って揃えたんですよ」
今では、女性スタッフにも安心して任せられ、クッキーの厚みが安定して、商品にバラツキがなくなったそうで、テックヨロズの製品には大きな信頼を寄せている。
現在、クッキーは20種類。ミントや蜂蜜など、地元の材料を使ったものもあり、それぞれの売れ行きを見ながら、その都度仕込んでいるという。
「手で丸めると、油脂が多くて、べたついてしまっていたんですが、クッキー成型機に通りやすいように生地の配合を少し堅くし、形状も変えて、前よりリッチな配合で仕込んでいます。味もおいしくなったんじゃないかな、と…。
外はカリッと、中はホロッと口溶けも良く、焼き上がりも安定し、カッターで簡単に同じ幅にカットできますから、本当に重宝しています」
人の配置を気にせずに済むようになり、1回に出来る量が多く、ロスも少ないため、繁忙期には特に助かっていると、水津さん。
「いままで制限されていた製作の幅が広がって、商品の構成や開発の利便性がグンと上がりました。テックヨロズのクッキー成型機とクッキーカッターを入れてから、焼菓子のギフトもよく動くようになりましたね」
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