広島市南区の、都市再開発で住宅やマンションが多く建ち、小学校や保育園などの施設も充実したエリアにある『パティスリー アニバーサリー』。今年の４月に10周年を迎えた店には、子どもからシニア層までの幅広い年齢層のお客が立ち寄り、地域に根ざした店として浸透している。
　　オーナー・シェフの信友慎也さんと奥さんが結婚記念日を祝う際、名付けたという『アニバーサリー』のネーミングに、《誕生日や記念日などのためのホールケーキを充実させて、楽しんでいただきたい》という想いを込めて立ち上げた店だ。
　　さらに、《シュークリームやクッキーなど、おやつ一つから買いに来ていただきたい》という想いもあり、オープン当初から小学生や中学生などが気軽にやってきては、店先で試食や、おやつを食べたり、ドーム観戦の行き帰りにカープファンが立ち寄るなど、地域のお菓子屋さんとして親しまれてきた。
　　そんな信友さんが、ずっと欲しかったのが、テックヨロズのクッキー成型機だったという。
「もともと展示会で見て以来、《いいものがあるな》と思っていて、ずっと欲しかったんですが、しばらくは資金面で手が出ず７〜８年前に準備が整って、一番に買ったんですよ」
　　以来、週に１〜２回のペースで、クッキーの製造に使っていて、
「それまでは手捏ねでしたから、生地がだれたり、形が不揃いだったりという手捏ねならではの問題と、それに加えて、スタッフみんなで丸める作業を行なうのですが、打ち粉を入れると、思ったより仕上がりが固くなってしまっていたんです。
　　テックヨロズのクッキー成型機IBN-1型を使ってからは、生地に均等に圧力をかけられますし、理想通りの、ほどよく柔らかい食感を実現できました」
　　当時３種類だったクッキー商品も今では７種類と、バリエーションも増え、時間短縮や生産性のアップにつながった。
　　何より「買って一番良かったと思える機械です」と話す信友さんの笑顔が、テックヨロズのクッキー成型機の良さを物語っているようだ。