JR熊本駅から東の方の住宅街に本店を構える『パティスリービジュー』は、2004年にオープンし、2014年で10周年を迎えた人気店。2011年3月には新たに観光客や通勤客をターゲットとして熊本駅に支店を出した。
熊本県産の米粉や卵、阿蘇のジャージー牛乳を使ったロールケーキやプリン、熊本県のゆるキャラ《くまモン》を形どった県産の米粉モナカの中にグラノーラを詰めた「グラモン」など、熊本らしい魅力を取り入れたお菓子が、お客の心を掴んでいる。
《適度な素材を使って、いかにおいしいお菓子を提供できるか》をコンセプトに、日々、商品や店づくりを意識しているオーナー・シェフの松尾康行さん。
生産性のアップとスタッフの労働時間の短縮にもつながるからと、以前から欲しかったテックヨロズのクッキー成型機とクッキーカッターを1カ月前に導入し、現在、その使用感を確かめながら、焼菓子作りに力を入れている。
「オープン当時は『ブール・ド・ネージュ』だけだったんですが、徐々に増やしていって、今は12種類のクッキーを作っています。
詰め合わせのギフトなどは常に動く商品ですし、利益率もいいですから、もっと焼菓子をアピールしていきたいと、ずっと思っていたんですよ」
ナッツやチョコチップなどの価格高騰の問題もあるが、マーガリンを使わず、バターの風味を生かしたクッキーは、『ビジュー』の魅力の一つとしてお客に受けている。
「クッキー成型機は、商品の大きさや形、製造のスピード感と、どれをとっても的確で、さすがですね。使ってみて、まだ1カ月ですが、どれも理想の生地の仕上がりで、満足しています」
実は、腰の具合を悪くし、クッキー生地を切る時に肘などにも負担がかかるようになっていたという松尾さん。クッキーカッターのサポートも、同様に助かっていると話す。
「カッターは、生地の固さを同じにしていないと、まだ潰れてしまうこともあって、使い始めで試行錯誤も少しありますが、これも、あとちょっと使用感やコツをつかんでいけば、使いやすくなるんじゃないかな、と思っているんですよ」
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