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 高崎市の『カレーム』は、2011年に上並榎町の本店をリニューアル。地域に根ざした店として着実に実績を積み重ね、2015年で創業50周年を迎える。
 そんな『カレーム』の厨房に、今春、テックヨロズのクッキー成型機とカットマシンが導入された。
「手で成型していた時は、どうしても大きさが揃わないなど、バラツキが出ていましたが、クッキー成型機を導入した人たちから『すごくいいよ』という話を聞いていたので、思い切って購入したんですよ」
 オーナー・シェフの武藤さんは、機械の導入は成功だったと言い、
「クッキー成型機で品質が向上したのはもちろん、カットマシンが予想以上に役立っていますね。
 クッキー以外にウチの店の主力商品である『パルミエ』という焼菓子もカットできるので、大変助かっています。
 従来は、1人がカットするものは厚さが揃っているのですが、何人かでやっているので、この人は少し薄い、この人は少し厚いということが起きていました。
 でもカットマシンなら、いつでも正確な厚さにカットできるんです」
 武藤さんは厚さを揃えてカットすることを重視し、クッキー成型機では、クッキーシューに乗せるクッキーはノズルを変えて成形している。
「私としては、カッターの幅を変えることで調節時に微妙な差が出るよりも、厚さは同じにして、口径を変えることで、いろいろな商品に使いたいんです。
 ですから、クッキーも『パルミエ』も同じ厚さになっています」
 クッキーは今まで10種類だったが、《クッキー成型機とカットマシンを活用したいので》と、チーズと抹茶の2種類を増やして12種類にしたそうだ。
 素材が値上がりして利益率が低くなっている今、焼菓子ギフトを伸ばすことは『カレーム』にとっても重要になっている。そんな中、テックヨロズのクッキー成型機とカットマシンは力強い存在になっているようだ。