阪急十三駅から歩いて10分余のところにある『ハンブルグ』は、2009年に創業30周年を迎えた、息の長い繁盛店。生菓子、焼菓子、ギフト商品の製造を、こちら本店奥にある工房と、本店とは目と鼻の先にある研究室で長年担当してきたが、2007年秋の三国店オープンにより、新製品や限定品など、アイテム数、商品数が増加。より効率的な製造体制を作るため、三国店オープンに合わせて、研究室の工房にテックヨロズのクッキー成型機とクッキーカッターを導入することになった。
「以前は、社員である製造スタッフが手作業で行っていて、クッキーに手をとられて大変だったのですが、新たに機械を入れることによって、その部分はパートタイムのスタッフにもまかせられるようになりました」と、オーナーシェフの小西久夫さんは言う。
　クッキー生地の上にシュー生地をのせて焼いた、人気の焼菓子「クッキー&シュークリーム」も、かつては社員スタッフが１ミリほどの厚さを守って手でカットしていたが、今はそのような細かな作業も、導入した機械にまかせておけるようになった。
　現在は研究室工房にコンパクトに並べて設置し、成型する際に工房の中央に出して使用している。
「時間が短縮できるようになりましたし、どのスタッフが担当するのであっても、正確で安定したものが作れるようになりました。三国店は三国店で新製品の製造がありますから、今はアイテムによって担当工房を決め、クッキーならここから三国店に配送する形をとっています」
　一方、本店奥の工房では、今年同じくテックヨロズの卓上ミキサーを導入。モンブランのペースト作りや、卵黄、卵白のミキシングなど、さまざまな場面にフル活用しているそうだ。
「とにかくコンパクトで使いやすく、さっと動かせるのがいい。必要な時に必要な量だけミキシングできるので便利ですね。こまめに使うので、それだけつくりたての新鮮なものをお客様に届けられるんです。少ない量で使えますから、ここ本店の工房で働く女性スタッフにも扱いやすいと思いますね」