大阪・豊中の名店『ムッシュマキノ』のチーフとして活躍した宮崎英人さんが独立後、大阪府茨木市に開いた『キャリエール ヒデトワ』は、オープン直後からファンを獲得し、2013年に8年目を迎え、地域の定番店として、安定した人気を保ち続けている。
　同店では、『ムッシュマキノ』時代と同様、生ケーキの他に、気軽なギフトや手みやげもよく出ているが、そのギフトに欠かせないクッキーの製造を支えているのが、テックヨロズのアイスボックスクッキー成型機とクッキーカッターだ。
「『ムッシュマキノ』時代は、クッキー成型機を使っていなかったので、独立して初めて導入することになりました。
　手ごねには手ごねの良さがありますが、成型機を使うと、やはり効率がいいですし、それだけではなくて、食感が変わるというか、安定したものになるんです。
　独立して少人数で作るようになりましたから、機械に任せられるところは任せたい、と思いました」と宮崎シェフ。
　主に作っているのは、チョコチップ、ココナッツなどのベーシックなクッキー。
　いつでも安定した味わいが、ベテランの職人がかかりきりにならなくても出来るというメリットは大きく、無理にこねなくてもよいので、女性スタッフでも作業しやすい。製造6人のうち4人が女性という同店では、役立つ存在だ。
「クッキーカッターも、薄く、きれいに仕上がるのがいいですね。スピードがあるので、空いた時間にサッと使えるのも助かります。
　また、サッと使うといえば、ウチは厨房が狭いので、どちらもコンパクトで収納しやすいのは嬉しいです。必要な時だけ出して、あとは厨房の隅に置いておけますから…。
　導入に踏み切れたのは、価格的にも良かったので…。また、何か不調なことがあれば、すぐに来て対応してもらえるので、オープンしてもう7年以上経ちますが、メンテナンスも問題ないですね」
　厨房の仲間について語るように、宮崎シェフは2台の働きぶりを笑顔で説明する。