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「和三盆」「ショコラ」「ざらめ」など、定番のクッキー作りに、クッキーマシンシリーズが力を発揮している。 |
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兵庫県養父市を拠点に、兵庫県丹波市と豊岡市、京都府福知山市にも支店を展開し、それぞれのエリアでファンを持つ『カタシマ』。
2003年に本店をリニューアルしてからは、生菓子、焼菓子ともに売上げが増加。現在もギフト需要が増え続けるなかで、その生産を支え、活躍しているのが、テックヨロズのクッキー成型機とクッキーカッター、粉ふるい機のバイブロ・シフターだ。
「本店の移転・新築を機に、注目度が上がり、販売量も増えたため、生産体制に変化が必要になりました。
以前は、アイスボックスクッキーを3、4人が手に包丁を持ってカットしていたのですが、腱鞘炎になるなど、パティシエの手がボロボロになっていたんです。
それで、このままではダメだと思って、クッキーカッターを導入し、山のように生地を成型することを考えて、クッキー成型機も併わせて使い始めたんですよ。
どちらもパティシエでなくても操作ができ、クッキーの準備ができるので、その手間を他のことに使えますし、それだけではなくて、生地にとっても良いんです。
たとえば手で行なうと、均一にするのが難しかったり、気泡が入ったりしますが、それがないですし、手仕事だと時間がかかる分割が、きれいに早く仕上がるんです」と、総製菓長である津崎泰男常務は話す。
また、パティシエの体に配慮して導入したバイブロ・シフターは、「想像以上に、あって良かったと思った」とチーフ・パティシエの足立さん。バイブロ・シフターも、もう4〜5年使い続けている。
「最初は《なくてもいいのじゃないかな》と思っていたのですが、いざ使ってみると、手間が省けるだけではなくて、ふるった後の粉は空気を含んでいて混ぜやすいですし、手で押して粉が締まってしまうこともなく、上手く混ざって、生地の質が向上したんです」と足立さん。
作業効率が上がり、さらに生地そのものも良い状態になる。
「コスパは良いなと思いますね」と、採用を決めた津崎さんが隣りで太鼓判を押した。
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