1996年、西鎌倉にオープンした『レ・シュー』は、2003年に現在の場所に移転。2011年には『湘南テラスモール店』（神奈川・辻堂）もオープンし、地元のみならず、遠方からのファンも多い繁盛店だ。
　吹き抜けの高い天井が印象的な店内には、約30種類の生菓子と約50種類の焼菓子をはじめ、パイや半生菓子、コンフィチュールなどがラインナップ。そして、広い店内を華やかに彩る豊富なラッピングギフトもまた、同店の大きな魅力といえるだろう。
　そんな『レ・シュー』の厨房では、テックヨロズのクッキー成型機とクッキーカッターが、日々の菓子作りを支えている。
「移転する前から、クッキーはかなりの量を作っていたのですけれど、今の場所に移転後、さらに生産量が増えたので、テックのクッキー成型機とクッキーカッターを導入しました。
　周囲の方々から、テックの良い評判を聞いていたのが選んだきっかけなのですが、実際に導入して、格段に作業効率が上がりましたし、操作も難しくないので、若いスタッフでも安定して、質の高い製品を作ることができています」と、オーナー・シェフの倉内正巳さんは話す。
　現在は、口の中でホロホロッと崩れるような食感の、和素材を使用したクッキー「菓匠TAKUMI」と12種類の味わいが揃う「Kento《健人》クッキー」を作る際に活用。
　それぞれの製品名は、倉内さんの長男と次男の名前にちなんで名づけられたもので、倉内さんが長年、大切に作り続けている『レ・シュー』の看板商の一つだ。
　特に「菓匠TAKUMI」は、2013年には伊勢神宮外宮に奉納され、2014年には《鎌倉推奨品》にも認定されている。
「『TAKUMI』は、鬼くるみ、きな粉、和三盆の３種類で、クッキー成型機で成形しています。
　旧店舗の時からお客様に好評で、移転後に製品名を改め、パッケージもオリジナルのものを作って、今のスタイルにしたんですよ。
『Kento《健人》クッキー』は12種類の味がありますが、時々内容を替えています。クッキーのみのギフトもよく出ますし、もちろん他の焼菓子との詰め合わせにも多用できるので、ウチにはなくてはならない製品ですね。
　成型機は数年前に、カッターは昨年、新しい機械に入れ替えました。新しい機器では、さらに安定して、イメージ通りのおいしい製品作りができていると感じています。テックさんの機器はもう長く愛用しているので、信頼も高いですし、安心して使うことができますね」