愛媛県松山市にある、2007年に創業した『ルフランルフラン』は、「TVチャンピオン」の飴細工部門で優勝に輝いた経歴を持つ、オーナー・シェフの鎌田琢弥さんが腕を振るう人気店だ。
さて、菓子作りに必要不可欠な機械類に関して、鎌田シェフは人一倍入念な機械選びを行なっていて、
「機械は、実際に見て、触って、良いと思ったものしか買いません。導入する時に見極めることは、プロがお菓子を作る代わりになってくれて、商品がおいしくなること、そして、作業効率のアップと、衛生的に仕事ができるかどうか。さらに、コスト面よりも、現場の作業効率が上がって、スムーズに仕事ができることが第一条件ですね。
クッキー成型機は、前々から欲しいと思っていて昨年、購入しました。非常にコンパクトで、熱が加わらず、油脂が溶け出さないので、出来上がった生地の状態がとても良いんです。僕らがやると、どうしても人肌の体温で溶けてしまいますから…。
必要以上に練る必要がないので、グルテンが出にくく、クッキーがおいしく仕上がります。扱いやすく、スタッフに任せられる点もいいですね。
ウチでは5種類のクッキーを作っていますが、特に2〜3月の繁忙期には大助かり。3月であれば15000枚は焼いていますし、年間を通して助かっています」
また、粉ふるい機のバイブロ・シフターも3年前から愛用しており、場所を取らず、その日に必要な分のお菓子をおいしく作ることができると、納得して使っているそうで、
「粉ふるい機も非常に便利。生地の中に入る空気の含有量が大きいので、抹茶やココアなどの、粒子の細かい材料を粉と合わせてふるう時にも、僕らが手でやるよりも仕上がった生地が良いものになります。
生地は、粉自体に沢山空気を含んでいた方が、手数が少なく合わせることができるんですよ。そうなると、いい状態のクッキー生地が出来やすいですから…。
ウチの厨房は焼き場のスペースが狭いので、以前はテーブルで粉をふるっていて、片付けるまでの作業も手間がかかっていたんですが、粉ふるい機のおかげで、粉が舞い散らないし、作業時間も短縮できて、商品のクオリティーが確実にアップしましたね」
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