熊本駅から車で15分ほどの緑豊かな郊外の、お菓子の家を思わせる暖色の屋根が目を引く、おしゃれな建物が『サンタプレ』だ。
　オーナー・シェフの松村英樹さんは、東京の『シェ・シーマ』（現『パティシエ・シマ』）で修業した後、地元の熊本で1992年に独立。オープンから19年が経ち、2006年に移転・リニューアルした城山本店と、上熊本店の2店舗を構える実力店として成長した。
　そんな『サンタプレ』に4年前に導入されたのが、テックヨロズのクッキー成型機とクッキーカッターで、
「購入する前に、知り合いの店で実際に使っているのを見せてもらって、絶対必要だと思ったんです。
　クッキーって、手作業で作るのが本当に大変なんですよ。特にウチは女性スタッフが多いので、重労働ですし、安定して作れればいいんですけれど、夏場は気温が上がってくるとバターが手の熱で溶けたりして、焼いた時に全く違った生地の食感になったりして…。
　人の手では、やっぱりバラツキが出てくるんです。
　その点、テックヨロズのクッキー成型機だと、誰がやっても問題なくスピーディーで、クオリティーも申し分なしなんです」
　テックヨロズのクッキー成型機とクッキーカッターを入れるまでは、ホワイトデーなど、焼菓子が出る3月にチャンスロスが多かったと言う松村さん。今ではそれがなくなり、売り上げも良くなったという。
「クッキーカッターも、手作業だとどうしても不揃いになるのが解消されて、購入する時は2台セットが絶対いいと実感しました」
　現在、クッキーは5種類を製造しているそうだが、11〜4月の繁忙期は、トータルで150本以上は出るそうで、ほぼ毎日動かしている状態だそうだ。
「逆に、暇な時期は大量に焼かないですから、手で作っているんですよ。大変ですけどスタッフ達の勉強のために少しでもね（笑）手作業の難しさを体験すると機械の有り難さがわかると思いますよ。
　苦労して購入し、使った時の感動はすごかったですよ。私の片腕というか両腕ですね（笑）」