産業、文化の発信拠点として誕生した関西文化学研都市。その中でも景観の美しさで知られる京都・精華町の住宅地に2015年にオープンした『ル・パティシエ
ヤマダ』は、地元で熱い支持を受ける人気店だ。
2年半前には、車で4?5分のところにイートイン併設のベーカリー『ブーランジェ
ヤマダ』を開業し、オーナー・シェフの山田昭範さんは、お祝いやギフトに欠かせないお菓子と、デイリーに楽しむパン、そのどちらにも全力投球で挑んでいる。
お菓子とパンの製造は、スタッフも厨房も分かれており、本店の『ル・パティシエ
ヤマダ』の厨房は製菓専門だが、ここで活躍しているのが、テックヨロズのスーパーミキサーとクッキー成型機、手動クッキーカッターだ。
開業時から使っているスーパーミキサーについては、「一般のミキサーは1速、2速と決まっているところを、このスーパーミキサーは、もう少し速く、遅くと、繊細に調整できるんです。こうしたいと思うことが確実にできるので、もうこれしか使えないですね」と話し、山田さんは3台導入している。
「特に25コートのものは軽くて、使いやすい。女性スタッフでも軽く持てるので、助かっています」
また、クッキー成型機と手動のクッキーカッターは、オープンしてしばらく経ってから導入した。
「ギフトが増えたということもありますし、安定したものを作りたい、という意味で購入しました。
私たちは、ずっと手で成形し、グルテンを抑えてきましたが、同じ作業を若手に任せると、練りすぎてグルテンを出しすぎてしまい、しか
も時間がかかるわけです。
でも機械の場合は、速くできるだけではなく、生地に余計な熱を加えずに済むので、焼き上がりがいい。労力を減らすだけではなくて、商品の質も上がるので、導入して良かったと思っています。
それと、手動のクッキーカッターも安定した商品が出来るのと同時に、パティシエに代わって仕事をしてくれる分、パティシエがその手間を他の工程にかけられ、生産性が上がりました。
これからもギフトの需要に応えていきたいと思いますね」
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