1994年に熊本市・長嶺にオープンした『パレメルヴェイユ・ヤマオカ』は、2003年7
月に近隣のテナントから移転・リニューアルし、今年の10 月に23 周年を迎える地域の繁盛店だ。
スッキリとスマートでいて、温かみある雰囲気の店内で、窓辺に配置されているのが焼菓子コーナー。クッキーは、「白黒いりごまクッキー」や「アーモンドクッキー」、「ペーカンナッツ」、「ココナッツチョコ」など、全部で十数種類がある。
5年ほど前、《ホワイトデイのために》と、テックヨロズのクッキー成型機とクッキーカッターの購入を決めたというオーナー・シェフの山岡祐志さん。
「それまでクッキーは、すべて手作業で行なっていました。でも、それでは間に合わなくなって、業者さんの紹介で実演を見て、これはパートさんでもボタン一つでできそうだし、《いいな》と思ったんですよ」
そして、クッキー成型機とクッキーカッターを導入してからは、《今まで使わなかったのが信じられない》というほど、作業効率が良くなった。
「クッキーカッターでは厚みを変えられて、クッキーの全種類、配合はほとんどそのままでよく、並べて焼くだけになりましたから、その分、他の作業に集中できるようになりました。
それに、仕上がりの食感が軽くなって、さらにおいしさが増したと思うんですよ。
手作業だと、生地を絞めてしまうんでしょうね。おかげで、スタッフも重宝していますし、ホワイトデーの売上げも2〜3倍に伸びて、導入して良かったなと実感しています。
今まで使った機械類の中でも一番いい機械じゃないか、と思うくらいなんですよ」と笑顔を見せる。
アーモンドスライスを入れたクッキーは、口金を特注で作ったりもしたそうだ。
また、使い終わった後の掃除に関しても、「クッキーカッターの方は拭くだけですし、クッキー成型機は分解して洗うものですが、特に面倒でもありませんね」
クッキー成型機とクッキーカッターを合わせて導入したことで、計画的に生産ができ、作業効率がグンとアップしたと、その性能に納得し、満足している。
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